金融緩和

金融緩和とは、金融市場で資金の供給が需要と上回り、資金調達を容易にすることを言います。

具体的には、国の中央銀行が行います。
中央銀行は、例えばアメリカではFEDと呼ばれる中央銀行制度、ヨーロッパではESCBという欧州中央銀行と12カ国の中央銀行から構成された銀行制度で、日本では日本銀行がこれにあたります。

中央銀行は景気を刺激するために政策をとりますが、短期金利の誘導目標を引き下げ、市中銀行への資金供給量を増やします。
これによって、中長期金利も低下して、企業や個人への融資が拡大し、株価や為替相場が変動することによって経済の活性化が進むと考えられています。

簡単に言えば、日本銀行が日本銀行券、いわゆるお札を沢山印刷して、市中へ供給することです。

ただし、この供給量を裏付ける担保となる経済成長予測もなく大量に供給すると、いずれ経済破綻を起こすことにもなりかねません。

2012年12月に誕生した、安倍首相率いる新政府では、この金融緩和を大胆に行なうことを表明しています。
この表明は、マーケットを活気づけることになり、株価は1万円台に戻り、円安に傾くなど、好結果をもたらしました。

2013年、年明けも好材料として考えられていますが、今後は他の財政政策との組み合わせや、公共事業に費やす国費が、どのように市中に分配されるかが注目されるところでしょう。

上手に使えばカンフル剤となり、また下手に使うと毒薬にもなるといわれる金融緩和ですが、安倍内閣の手腕が問われることになると思われます。

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